利益・財務
11 3月 2017
東南アジア製の安い輸入紙に対抗するため、インドの製造会社は政府にサポートを依頼している。インド国内では相変わらず原料が不足しており、近隣諸国と比べ、木材の価格は2~3倍。自国でほとんど賄えないので、価格が高くても海外輸入に頼るしかない現状。 タイなどは安く原料をサプライできるので、インド市場の価値を低下させている。現在タイを含むASEAN...
04 3月 2017
最新市場調査によると、世界全体のコート紙市場は、2021年までに年間3.2%ずつ成長する見込みとの事。総価値は$7180億に達すると予測されている。主に、中国とその他アジア・パシフィック地域の成長が著しい。一方で、欧州や米国等はデジタルメディアへ移行するに伴い、コート紙の需要が減少しており、苦戦している模様。 また、パッケージ業界の台頭が...
01 2月 2017
ロシアは世界最大規模の森林を誇り、輸出に力を入れている。国内製紙会社は原材料をローカルで賄っており、今のところロシア通貨が低価値という事もあり、安く入手できる。ただ、今後ロシア通貨の価値が上がるにつれて、紙生産コストも劇的に上昇すると予測されている。国内のパッケージボード紙生産量は、過去10年において倍増している一方で、ロシア製の印刷出版...
23 12月 2016
最新データによると、ラベルは2015年に生産された印刷パッケージ品の80.5%を占め、印刷量においては93.5%を占めている。にもかかわらず、デジタル印刷されたラベルのシェアは10%以下に過ぎないとの事。 この事から、デジタルラベル市場は今後も成長の予知があると考えられる。新たな取り組みとしては、コカ・コーラ社が行っている、ボトルをパーソ...
20 12月 2016
アメリカは先週、APP製等のインドネシア製コート紙に対するアンチダンピング関税措置を継続すると発表。この対策は、Verso社やAppleton Coated社等の北米大手製造会社もサポートしている。アメリカ国内のコート紙産業保護を目的としており、米政府の見解によると、関税措置を続けないと、国内の製造会社が痛手を受けるとの事。http://...
15 11月 2016
7年に渡る交渉を経て、カナダと欧州連合がCETAに同意。貿易自由化により、カナダ産の紙やパルプ等の林産物が欧州へ輸出できるようになる。これに伴い、カナダのパルプ産業が成長すると期待されている。今後欧州の製紙会社が、カナダ産パルプを使用する機会が増えるかも知れない。http://www.pulpapernews.com/2016/10/al...
14 10月 2016
JK Paperの副会長Harsh Pati Singhania氏によると、インド国内における紙の生産量は年間7%の率で増加中との事。この傾向は2020年まで続き、年間生産量が2000万トンに達すると予測されている。その後の増加率は年間4%で、2700万トンに達する見込み。印刷・筆記用紙市場に関しては、今後5年の年間成長率は6%と予測され...
24 9月 2016
Avery Dennisonは欧州市場にてラベルの生産量を増加するため、65ミリオンドル規模のプロジェクトを開始すると発表。ルクセンブルクの工場施設では敷地拡大を行い、2018年に生産を開始する予定。.欧州のラベル需要はここ数年高まっており、今後もそのような状況が続く見込み。そのため、Averyは今回のプロジェクトを実行する事に。Aver...
13 9月 2016
Seshayasee Paper & Boards Ltdの取締役であるKS Kasi Viswanathan氏によると、インドの製紙業界は様々な問題を抱えつつも、年間5-7%の伸び率で成長しているとの事。 国内製紙会社の成長の妨げとなっている要因は、主にインドネシア等からの安価輸入紙の増加。インド政府は先ごろ輸入税率を下げたため...
08 9月 2016
欧州製紙業界の最新データによると、2015年度はスペインが生産業において高成長を遂げたとの結果が出された。紙の生産量は2.6%増加し、ドイツとイタリアよりも好成績を収めた。スウェーデン、フィンランド、フランスでは減少。スペインにおいては特殊紙の生産量も15.3%増加し、パッケージボード紙部門も大成長。スペインへの紙の輸入は増加した一方で、...